ジャズのCDあれこれ 3


 お久しぶりです。本州⇄北海道の移動も完了して、やっと一息着いたところです。荷物になるため、前に聴いていたCDはおおかた置いて来てしまったため、新しく買ったものについて感想を書いていきます。

 

Grant Stewart - Buen Rollo (1998)

 テナーの真髄!みたいなアルバムが出て来ました。例によって、スペインのレーベル、Fresh Sound です。最近は日本のレーベルからバラード集みたいなのを出してます。良い意味で、エリック・アレキサンダーと対をなすテナーマンでしょうか。

 演奏は全体的に、スタンダードなハードバップという感じですが、5曲目のO.D.は Freddie Redd 作曲(つい先日、亡くなられたとの訃報が・・・悲しい。)、6曲目の Pannonica はモンクナンバーと、斬新な選曲もあったりして、とっても楽しいです。自作曲も、あまり凝ったことなくストレートな感じですが、7曲目の Scotch Thing 、マイナー調でリリカルな曲調が、最高に沁みます。僕、こういうの大好きです。

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Lars Danielsson - Our Standards (1996)

 ポーランド・ジャズです。いくつかフリー(?)みたいなアプローチがありますが、良い曲も入ってます。

 3曲目の Footprints 、モード曲ですが、ガッツーンと来るようなイントロから始まり、一気に駆け抜けます。7曲目の My.Shinning Hour は、歌うようなメロディーが印象的な、落ち着いた曲。しっかりとしたベースソロも楽しめます。好きな曲だけに、フェードアウトで終わってしまうのが残念。

 スタンダード、モード、フリー、が割とごちゃになったアルバムでしたが、これはこれで面白いです。

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Marc Cary - Focus (2006)
 ピアノトリオです。もともと、別なアルバム(Art Taylor's Wailers)のピアニストとして活躍していたことがきっかけで知りました。良い感じにポストバップな演奏で、好きです。
 ほとんどが自身のオリジナル曲でモード的ですが、一曲目はマクリーンの名曲 Appointment In Ghana です。これ、良いですよね〜!
  

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Berndt Egerbladh - A boy full of thoughts (1989)

 澤野盤ですね、毎度期待を裏切らないというか、日本人好みな感じのを発掘して来ます。

 この人は、なんというか、あまり流暢なピアニストではない代わりに、その訥々としたタッチに良さがあるんだと思います。 それを分かりやすく表しているのが、やはり迫力ある表題曲。どこか切ない暗さがあるところが、好きです。

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Ralph Moore - Images (1988)

 これはLPで購入したんですが、時代的にはもうデジタルだろうということで、CDのカテゴリに含めます。メンバーも現代ですし。

 曲を見て、即買いでした。なんといってもB面。モブレーの This I Dig You のカバーと、そして、ホープの One Second, Please です。この二曲は、僕のお気に入り。期待を裏切らない、とても迫力ある演奏でした。さて、A面はというと、こっちはこっちで、モードの名演揃い。パーカッションも入ったりして、カッコイイです。 

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以上です。

まだまだ、紹介したいアルバムはたくさんあります。時間を見つけ、ボチボチ書いていこうと思っとりますので、それでは。