ジャズのCDあれこれ 11

 

 続きだぜ。

 前回に引き続き、12月に聴いたアルバムの感想です。

 今回は、アメリカ〜北欧まで幅広く。


Eric Ineke Jazz Xpress - Dexternity The Music of Dexter Gordon (2016)

 デックスのトリビュート・アルバム!

 イネケ氏はデックスがヨーロッパで活動していた頃に共演していた人。曲目を見ると、Soy Carifa に Cheese Cake に、と慣れ親しんだ曲ばかり。これは嬉しいです。

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Oddbjorn Blindheim Trio - Horace Hello (1999)

 北欧から、こちらもトリビュート・アルバム。
 Horace Silver に捧げられたアルバムですが、曲目を見ると、Mood for Maude や The Lady From Johannesburg など、シルヴァー好きでも「こんな曲があったんだ」と思うようなマニアックな選曲もあって面白いです。

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Daniel Ori - Emuna (2011)

 はい、ドストライクです。リーダーのベースがぐいぐいグループを引っ張っていく感じ。

 ドラムが煽って、ピアノが激しく鍵盤を叩いて・・・どんどんヒートアップするバンド。良いですね。変拍子の曲や、鍵盤ハーモニカ(?) やエレキを入れた曲など、現代のジャズだな〜て感じのアルバムで、毎日聴いてます。

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Jean Michel Pilc Trio - Welcome Home (2002)

 ドラムが Ari Hoenig の頃ですね、一曲目からかなり凝ったアレンジの So What 、そしてミッション・インポッシブルとピンクパンサーのテーマを一瞬引用する Giant Steps。面白すぎます。前に紹介したLive盤 (2005年) はかなりフリージャズな演奏でしたが、このアルバムはスタンダードも混ぜながら、フリーっぽいアプローチを取り入れるバランスが絶妙。